アーユルヴェーダでは、身体や心を動かすエネルギーのことを「ドーシャ」といいます。
ドーシャは、目に見えないものなので実態をとらえにくいと思いますが
例えば、朝は元気だけど夜になるとしんどい…
逆に、夜は元気なのに朝がしんどい…
日によっても変化はありませんか?
この体調や気持ちの変化をコントロールしているのがドーシャと呼ばれています。
身体にまつわるドーシャは3つに分けられ、3つのドーシャがバランスを保つことで
いわゆる”健康”が保たれている状態といわれています。
(心も3つに分けられますが、わかりやすく身体のみにしています)
風のエネルギー『ワータ』、水のエネルギー『セマ』、火のエネルギー『ピッタ』
誰しも3つの要素を持ち合わせており、どれかが過剰に増えすぎると調子を崩しやすくなるので
バランスを保つのが最も大切なのです。
さっそく自分はどのエネルギーが多いのかチェックしてみましょう!
ドーシャは、目に見えないものなので実態をとらえにくいと思いますが
例えば、朝は元気だけど夜になるとしんどい…
逆に、夜は元気なのに朝がしんどい…
日によっても変化はありませんか?
この体調や気持ちの変化をコントロールしているのがドーシャと呼ばれています。
身体にまつわるドーシャは3つに分けられ、3つのドーシャがバランスを保つことで
いわゆる”健康”が保たれている状態といわれています。
(心も3つに分けられますが、わかりやすく身体のみにしています)
風のエネルギー『ワータ』、水のエネルギー『セマ』、火のエネルギー『ピッタ』
誰しも3つの要素を持ち合わせており、どれかが過剰に増えすぎると調子を崩しやすくなるので
バランスを保つのが最も大切なのです。
さっそく自分はどのエネルギーが多いのかチェックしてみましょう!
簡易シートで体質をチェック!
①、②、③のどれが多いのか、体質をチェック!
深く考えすぎず、直感で選んでみてくださいね。
深く考えすぎず、直感で選んでみてくださいね。
① | ② | ③ | |
体型 | やせている | 中肉中背 | ふくよか |
肌質 | 薄い、乾燥している | 柔らかい、脂っぽい | 色白、なめらか |
顔の形 | のっぺり | ひし形 | 丸顔 |
胸、胴体 | 狭い | 筒形 | 四角 |
髪質 | 乾燥している、クセがある | 細い、抜けやすい | 艶がある、量が多い |
額 | 狭い | 普通 | 広い |
目 | 小さい | 細い、鋭い | 大きい |
鼻 | 低い | 鼻筋が通っている | 大きい |
くちびる | 薄い、乾燥している | 赤い、やわらかい | 赤みが少ない、厚い |
舌 | 小さい、色は暗い | 赤く湿っている | 大きくて丸い |
手足 | 冷たい、乾燥している | 温かい、血色がいい | 冷たい、湿り気がある |
指 | 細く長い | ふつう | 短く太い |
爪 | 薄く割れやすい | やわらかい、強い | やわらかい、大きい |
肩幅 | 狭い | ふつう | 広い |
歩き方 | 速い | ふつう | 遅い |
食欲 | 小食、食べむらがある | よく食べる | 食べなくても平気 |
のどの渇き | むらがある | すぐに乾く | あまり乾かない |
排便 | 硬い、便秘がち | 快便、やわらかい | ふつう |
汗 | あまりかかない | よくかく | ふつう |
睡眠 | 眠りが浅く、睡眠時間は短い | ふつう | 眠りが深い、睡眠時間が長い |
活動 | 活発 | 情熱的 | 献身的 |
脈 | 弱く、不規則 | 規則的 | ゆっくり |
記憶 | 記憶力はいいが、すぐ忘れる | 記憶力がいい | 記憶は遅いが、忘れにくい |
信念 | 変わりやすい | 強い信念がある | 比較的信念がある |
寛大さ | あまりない | ふつう | とても寛大 |
集中力 | 目移りしやすい | 好きなことは集中できる | 集中力がある |
食の好み | 酸味 | 辛味 | 甘味 |
気候 | 寒さに強い | 涼しいところが好き | 温かいところが好き |
①が多い→ワータ
②が多い→ピッタ
③が多い→セマ
②が多い→ピッタ
③が多い→セマ
ワータ(Vata)体質
性格の傾向
風のように自由なタイプ。初対面の人ともすぐに打ち解けることができ社交的。
発想力が豊かで活動的。食事をすることも忘れたり、睡眠時間を削って突き進むこともある。
その反面、繊細で緊張しやすいところも。
自分でも気づかないうちにストレスを感じ、ため込むことがある。
体型
筋肉も脂肪も少なく華奢。肌や髪が乾燥しやすく、手足も冷たくなりがち。
寒さに弱いので、晩秋~冬に体調を崩しやすい。
一生のうちでは老年期にバランスを崩しやすい。(60歳以降)
バランスを崩したら試してみよう!
☆温かい食事を心がける
☆ゆったり入浴し身体をあたためる
☆好きな香りや好きな音楽で語感からリラックス
☆食事や睡眠時間を確保する
☆悩むことがあっても、思いつめすぎないこと
風のように自由なタイプ。初対面の人ともすぐに打ち解けることができ社交的。
発想力が豊かで活動的。食事をすることも忘れたり、睡眠時間を削って突き進むこともある。
その反面、繊細で緊張しやすいところも。
自分でも気づかないうちにストレスを感じ、ため込むことがある。
体型
筋肉も脂肪も少なく華奢。肌や髪が乾燥しやすく、手足も冷たくなりがち。
寒さに弱いので、晩秋~冬に体調を崩しやすい。
一生のうちでは老年期にバランスを崩しやすい。(60歳以降)
バランスを崩したら試してみよう!
☆温かい食事を心がける
☆ゆったり入浴し身体をあたためる
☆好きな香りや好きな音楽で語感からリラックス
☆食事や睡眠時間を確保する
☆悩むことがあっても、思いつめすぎないこと
セマ(Sema)体質
性格の傾向
穏やかで、愛情深く献身的。感情的になることも少なく寛大。
落ち着いて物事をやり遂げることができる。その反面、変化を嫌うところがある。
話し方やしぐさもおっとりしている。
ストレスだけではなく、水分や老廃物も身体にため込みやすい傾向がある。
体型
がっしり骨太でもありグラマラス。色白でなめらかな肌質。
魅力的な目を持つ人が多い印象。
太りやすい傾向があるので、代謝を促すことを意識するとよい。
湿気に弱く、春に体調を崩しやすい。鼻炎やアレルギー性疾患などにも悩む人が多い印象。
一生のうちでは若年期に体調を崩しやすい。(0~30歳前後)
バランスを崩したら試してみよう!
☆眠くなりやすいので日中は活動的に
☆冷たいもの、脂ものを控える
☆早めの夕食、胃腸の負担を軽減するため軽めに
☆しっかり入浴し身体をあたためる
☆散歩などの無理のない運動をする
穏やかで、愛情深く献身的。感情的になることも少なく寛大。
落ち着いて物事をやり遂げることができる。その反面、変化を嫌うところがある。
話し方やしぐさもおっとりしている。
ストレスだけではなく、水分や老廃物も身体にため込みやすい傾向がある。
体型
がっしり骨太でもありグラマラス。色白でなめらかな肌質。
魅力的な目を持つ人が多い印象。
太りやすい傾向があるので、代謝を促すことを意識するとよい。
湿気に弱く、春に体調を崩しやすい。鼻炎やアレルギー性疾患などにも悩む人が多い印象。
一生のうちでは若年期に体調を崩しやすい。(0~30歳前後)
バランスを崩したら試してみよう!
☆眠くなりやすいので日中は活動的に
☆冷たいもの、脂ものを控える
☆早めの夕食、胃腸の負担を軽減するため軽めに
☆しっかり入浴し身体をあたためる
☆散歩などの無理のない運動をする
ピッタ(Pitta)体質
性格の傾向
食欲旺盛で火のエネルギーらしく炎のように情熱的。チャレンジ精神もあり、知性的でもあるのでリーダー向き。
ピッタが増えすぎるとイライラし、周囲にあたることも。
体型
均整のとれた体型。日焼けしやすく、便秘とは無縁の人も。
代謝がいい人も多く、肌も髪もやわらかい人が多い。
身体に熱をため込みやすいので、夏~秋にバランスを崩しやすい。
一生のうちでは壮年期にバランスを崩しやすい。(30~60歳前後)
バランスを崩したら試してみよう!
☆情熱をおさえるため活動は控えめに
☆消化のいいものを食べる
☆甘いものをつまむ
☆刺激があるもの、辛いものは控える
☆自然の中で心身ともにリラックス
食欲旺盛で火のエネルギーらしく炎のように情熱的。チャレンジ精神もあり、知性的でもあるのでリーダー向き。
ピッタが増えすぎるとイライラし、周囲にあたることも。
体型
均整のとれた体型。日焼けしやすく、便秘とは無縁の人も。
代謝がいい人も多く、肌も髪もやわらかい人が多い。
身体に熱をため込みやすいので、夏~秋にバランスを崩しやすい。
一生のうちでは壮年期にバランスを崩しやすい。(30~60歳前後)
バランスを崩したら試してみよう!
☆情熱をおさえるため活動は控えめに
☆消化のいいものを食べる
☆甘いものをつまむ
☆刺激があるもの、辛いものは控える
☆自然の中で心身ともにリラックス
アーマ(未消化)を残さない食事
アーユルヴェーダで、もっとも重要なことは『毎日の食事』です。
食べたもので身体がつくられ、心もつくられるという考え。
また、食事に気をつけていれば、病気にもなりにくいといわれています。
そして「お腹いっぱい!!」はNG!
アーユルヴェーダにおける「正しい食事」
☆消化力を落とさない食事
☆地元の食材を食べる
☆旬のものを食べる
☆お腹が空いてから食べる
☆腹八分目
自分の体質(ワータ・ピッタ・セマ)に合ったものを腹八分目が鉄則。
お腹いっぱいということは、消化不良を起こす恐れもありますよね。
「きちんと消化される」ということが、とても重要なのです。
未消化(アーマ)が溜まっていくと病気の原因になるともいわれているので
アーユルヴェーダにおける「正しい食事」の5つを意識したいですね。
食べたもので身体がつくられ、心もつくられるという考え。
また、食事に気をつけていれば、病気にもなりにくいといわれています。
そして「お腹いっぱい!!」はNG!
アーユルヴェーダにおける「正しい食事」
☆消化力を落とさない食事
☆地元の食材を食べる
☆旬のものを食べる
☆お腹が空いてから食べる
☆腹八分目
自分の体質(ワータ・ピッタ・セマ)に合ったものを腹八分目が鉄則。
お腹いっぱいということは、消化不良を起こす恐れもありますよね。
「きちんと消化される」ということが、とても重要なのです。
未消化(アーマ)が溜まっていくと病気の原因になるともいわれているので
アーユルヴェーダにおける「正しい食事」の5つを意識したいですね。
ドーシャを整える6つの味
すべての食材には身体を温めるもの、冷やすものと分類されています。
例えば、トマトは身体を温める(身体に熱をため込む)ので
食べすぎるとピッタが増え、肌荒れしやすかったり、消化器系の不調などとしてあらわれることも。
豚肉は、身体を冷やすので、食べすぎるとセマが増え鼻水がでやすい…など
スリランカでは、子どもから年配のかたまで知っているポピュラーなこと。
身体を温めるもの、冷やすもののほかに
食材は6つの味にも分類されています。
『甘味・苦味・渋味・辛味・酸味・塩味』
自分の体質(ドーシャ)を増やす味は控えめに、身体のバランスを整えましょう。
例えば、トマトは身体を温める(身体に熱をため込む)ので
食べすぎるとピッタが増え、肌荒れしやすかったり、消化器系の不調などとしてあらわれることも。
豚肉は、身体を冷やすので、食べすぎるとセマが増え鼻水がでやすい…など
スリランカでは、子どもから年配のかたまで知っているポピュラーなこと。
身体を温めるもの、冷やすもののほかに
食材は6つの味にも分類されています。
『甘味・苦味・渋味・辛味・酸味・塩味』
自分の体質(ドーシャ)を増やす味は控えめに、身体のバランスを整えましょう。
甘味
砂糖やハチミツなどの糖分全般、肉、魚、牛乳、米、熟した果物など。
ワータ→〇 ピッタ→〇 セマ→控えめに
ワータ→〇 ピッタ→〇 セマ→控えめに
苦味
ゴーヤやホウレン草などの、苦みがある野菜全般、ターメリック。
ワータ→控えめに ピッタ→〇 セマ→〇
ワータ→控えめに ピッタ→〇 セマ→〇
渋味
豆類、緑茶や紅茶などのタンニンが含まれているもの。
ワータ→控えめに ピッタ→〇 セマ→〇
ワータ→控えめに ピッタ→〇 セマ→〇
辛味
ショウガ、ニンニク、コショウ、唐辛子、ネギなどの薬味や香辛料など。
ワータ→控えめに ピッタ→控えめに セマ→〇
ワータ→控えめに ピッタ→控えめに セマ→〇
酸味
梅干し、ヨーグルト、レモンやライムなどの果実、チーズ、味噌やお漬物などの発酵食品。
ワータ→〇 ピッタ→控えめに セマ→控えめに
ワータ→〇 ピッタ→控えめに セマ→控えめに
塩味
塩、しょうゆ、トマトやキュウリなどの水分が多い野菜も塩味に含まれる。
ワータ→〇 ピッタ→控えめに セマ→控えめに
ワータ→〇 ピッタ→控えめに セマ→控えめに
五感を刺激する食事で未消化を残さない身体に
栄養バランスを考えながら食べる食事は”頭”を使いますが
アーユルヴェーダでは五感で食事をすることも大切。
目・鼻・舌・手・胃腸などの、身体のすべての器官で食事を味わいます。
栄養バランスも大切ですが、自分のドーシャ体質に合わない食材があれば
別の食材で栄養素を摂ることもひとつ。
「無理をしない」というのも五感で食事をするのにとても大切です!
『甘味・苦味・渋味・辛味・酸味・塩味』
6つの味のどれかに偏ってしまうと、身体のバランスが崩れるので
「ワータ」・「ピッタ」・「セマ」の体質傾向を参考に、控えるものは控えつつ
胃腸にやさしく、未消化を残さない食生活を心がけてみてくださいね。
※本来スリランカでは、アーユルヴェーダ医による問診や脈診、舌診、触診などの診断を組み合わせてドーシャ体質を診断します。
※あくまでも簡易シートによる傾向を知るヒントとしてご使用ください。
アーユルヴェーダでは五感で食事をすることも大切。
目・鼻・舌・手・胃腸などの、身体のすべての器官で食事を味わいます。
栄養バランスも大切ですが、自分のドーシャ体質に合わない食材があれば
別の食材で栄養素を摂ることもひとつ。
「無理をしない」というのも五感で食事をするのにとても大切です!
『甘味・苦味・渋味・辛味・酸味・塩味』
6つの味のどれかに偏ってしまうと、身体のバランスが崩れるので
「ワータ」・「ピッタ」・「セマ」の体質傾向を参考に、控えるものは控えつつ
胃腸にやさしく、未消化を残さない食生活を心がけてみてくださいね。
※本来スリランカでは、アーユルヴェーダ医による問診や脈診、舌診、触診などの診断を組み合わせてドーシャ体質を診断します。
※あくまでも簡易シートによる傾向を知るヒントとしてご使用ください。
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