ジェルネイル・ヘアトリートメントなど『美容材料の基礎知識』講座を担当!

過去のお仕事

爪肌育成アドバイザーコース本講座『2講 美容材料の基礎知識』を担当しました!

講座内容は?

・有機溶剤について
・エタノール濃度の注意点
・樹脂(合成樹脂)の特徴
・化粧品基礎、マニキュアやジェルネイルの全成分を読み解く
・石油から合成される成分を理解する
・接着、密着理論
・爪に合わせる、肌に合わせるetc…

ネイルに特化した講座なの?

メインで学ぶことは、マニキュアやジェルネイルなどの樹脂についてですが、接着理論では、化粧品にも含まれているヒアルロン酸などの成分が、どのように肌に密着するのか、ヘアトリートメントは、どのように髪に密着するのかも学んでいきます。

石油から合成される化粧品とは?

近年オーガニック、エシカルな取り組みも浸透してきているので、石油から合成される成分についても詳しく学んで行きます。
というのも、石油由来の製品は、あまり好ましくないといわれることもあるから。

石油由来の鉱物油からできたもので代表的なのがワセリン。皮膚科でも処方されることもありますし、ドラッグストアでも購入できるので、とても身近な成分ですよね。

精製され、不純物を取り除いたものが化粧品として使用されています。肌が敏感になっているときは、保護する役割もあるワセリンは重宝するのではないでしょうか。

鉱物油の化粧品は肌に良いもの?悪いもの?

石油由来(鉱物油)の製品が好まれないのは、きっとガソリンなどのイメージ先行というのもあるのかもしれませんね…。
肌質によって、合わない場合はもちろんあります。とくにニキビに悩む肌質の場合、ワセリンの保護力で肌を密閉し、閉塞感を与えやすいので、嫌気性の菌でもあるアクネ菌が増殖しやすいというデメリットはあります。

しかし、粉をふくほど乾燥している状態のときや、花粉の時期など肌が敏感になっているときには、比較的、肌に刺激を与えないで使用できるワセリンは優秀なもの。


成分が良い悪いではなく、その人の肌の状態、体質により”合う合わないがある”ということは頭に入れておいてほしいポイントです。

肌や爪に合わせて選ぶ方法

サロンでも取り扱う商材のことを、成分や接着理論から理解することで、お客様一人一人に合わせた製品を選ぶことができるようになります。

「マニキュアやジェルネイルを塗ったら爪は息ができないんじゃないの?」ということを聞いたこともあるのではないでしょうか。
爪は呼吸をしていないので、マニキュアやジェルネイルを塗っても窒息することはありませんよね。

逆に塗ることで、水分の蒸散を防ぎ、爪を保護することができますし、割れやすい、欠けやすい人はベースコートだけでも塗る方がいいかなと個人的には考えています。

私もネイリストとして現役なので、実際にサロンでは何を基準に製品を選ぶのか、肌質別にどうやって製品を選ぶのかなども交えて解説しています。


あくまでも個人的な意見や、うちのサロンのお客様の場合なので、皆さんのサロンのお客様、一人一人を、しっかりカウンセリングして合うものを選んであげてくださいね。

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